ピラティスは、体の芯となる筋肉(体幹)を鍛えながら全身の筋バランスを整えるエクササイズです。もともとリハビリ目的で開発され、現在では姿勢改善や腰痛予防、スタイルアップなど幅広い効果が期待できるとして人気が高まっています。
ピラティスには、大きく分けて「マットピラティス」と「マシンピラティス(機械を使うピラティス)」の2種類があります。
初心者の方は「どちらから始めればいいの?」「マットピラティスとマシンピラティスは何が違うの?」と迷うかもしれません。
本記事では、マットピラティスとマシンピラティスの違いや、それぞれのメリット・デメリット、初心者に合った選び方をわかりやすく解説します。
マットピラティスとは?
マットピラティスとは、その名の通り床に敷いたマット上で行うピラティスです。
基本的には自分の体重(自重)を負荷として使い、マシンなどの大型器具は使いません。必要なのはマット1枚だけなので、自宅でも公園でも、どこでも手軽に実践できる手軽さが大きな魅力です。
日本ではヨガスタジオなどでもピラティスのクラスが開催されており、その多くはマットピラティスです。
動きとしてはゆったりした連続動作で進み、寝た姿勢や座った姿勢で行うエクササイズが多く、初心者から上級者まで幅広いレベルに対応できます。
マットピラティスのメリット:
手軽さと経済性
マットさえあれば始められるため、自宅で思い立ったときにすぐ練習できます。グループレッスンも比較的安価で、首都圏のスタジオでも1回あたり2,400~2,600円程度が相場とされています。道具がいらない分、フィットネスの中でも始めやすい部類でしょう。
全身をバランス良く鍛えられる
自重と重力を利用して体を動かすので、特定の筋肉だけでなく全身の筋力をまんべんなく使います。特に腹筋や背筋など体幹を強化することで姿勢が改善され、日常生活で崩れがちな姿勢のリセットに効果的です。左右差の改善や柔軟性向上にもつながり、腰痛予防や肩こり改善を実感する人も多いです。
グループレッスンの楽しさと継続性
マットピラティスは大人数で行うクラスが主流のため、友人や家族と一緒に参加して楽しむことができます。周りの人と一緒に体を動かす一体感はモチベーション維持に役立ちますし、インストラクターからフォームの指導も受けられるので安心です。和気あいあいとした雰囲気の中で運動できるため、初心者でも飽きずに続けやすいでしょう。
メンタル面への効果
ゆっくりとした深い呼吸に集中しながら体を動かすことで、心が落ち着きリフレッシュできます。ピラティス中は日常の雑念を忘れて自分の体と向き合う時間になるため、「終わった後に心までスッキリした」という声も多いです。運動習慣がない方にとって、ストレス発散や気分転換になるのもメリットの一つです。
マットピラティスのデメリットや注意点
フォーム習得の難しさ
マットピラティスでは自分の体だけが頼りです。筋力や柔軟性が不足していると、正しいフォームを維持するのが難しい場合があります。例えばお腹の筋肉が弱いと腰が反りやすくなったり、本来使いたい筋肉以外で代償して動いてしまったりすることがあります。フォームが崩れると効果が半減するだけでなく、場合によっては首や腰を痛めるリスクもあるため注意が必要です。
強度調整がしにくい
自重エクササイズであるがゆえに、運動強度の調整は種目の選択や回数で行うしかありません。自分にとって難しすぎる動きを無理に行うとケガにつながりますし、逆に易しすぎると効果を感じにくくなります。初心者クラスではインストラクターが易しいバリエーションを教えてくれますが、自主練習の場合は自分で加減する必要があります。
独習の限界
マットピラティスは独学でも始められますが、自己流だと知らず知らずのうちにフォームが崩れやすいです。特に初心者は、自分では「できているつもり」でも実際は違う筋肉を使っていた…ということがよくあります。その状態で続けても思うような効果が得られず、「ピラティスは効かない」と挫折してしまうかもしれません。正しいやり方を身につけるまでは、動画を見ながらでも鏡でフォームをチェックしたり、可能であれば指導者のレッスンを受けたりするのがおすすめです。
マットピラティスは初心者向き?
マットピラティスは道具も少なく始めやすいため、多くの初心者がまず挑戦するスタイルです。基本的なエクササイズの難易度も幅広く、初心者向けにアレンジされたメニューも豊富にあります。そのため「運動経験はあまりないけど何か始めたい」という方にも適しています。ただし前述のように、全く筋力がない状態だと最初は難しく感じる場面もあるでしょう。その場合は無理をせず、自分のペースで少しずつ慣れていくことが大切です。グループレッスンではインストラクターが適宜サポートしてくれるので、不安な場合は初心者クラスからスタートすると安心です。「手軽に始めたい」「まずは続ける習慣を作りたい」という初心者には、マットピラティスは良い選択肢と言えます。
マシンピラティスとは?
マシンピラティスとは、専用のピラティスマシン(リフォーマー、キャデラック、チェアなど)を使って行うピラティスです。これらのマシンにはスプリング(バネ)やストラップ、バーが組み込まれており、それらが抵抗や補助の役割を果たします。
例えばベッドのような形状の「リフォーマー」は、スプリングの抵抗を利用して寝た姿勢で脚や腕を鍛えることができます。マシンを使う最大の特徴は、マシンが動きをサポートしてくれる点です。
ストラップやバーに手足を置くことで安定した姿勢を保ちやすく、マシンのガイドに沿って体を動かすことで正しいフォームをとりやすくなります。
その一方で、マシン上では床と違って台座(キャリッジ)が動いたりスプリングの反発があったりするため、身体を正確にコントロールする力も養われます。
つまり、「サポート」と「負荷調整」の両方を備えたピラティスといえるでしょう。
マシンピラティスではマットピラティスと同様に体幹を中心に全身を鍛えますが、マシンの抵抗を利用することで筋力トレーニング要素が高まり、リハビリテーションにも非常に効果的です。柔軟性を高める動きも豊富で、マシンの補助により安全に深いストレッチを行うこともできます。
初心者から上級者、さらにはリハビリ目的の人まで幅広く対応できるのもマシンピラティスの特徴です。
マシンピラティスのメリット
強度を自由に調整できる
マシンはスプリングの付け替えや調節によって負荷を変えられます。重いスプリングをつければ動きがハードになり、軽くすれば動きやすくなります。そのため体力や柔軟性に合わせてエクササイズの強度を細かく調整でき、無理なくトレーニング可能です。怪我からの回復期であっても負荷を最小限に抑えてリハビリとして取り組めるので、安全面でも優れています。
正しいフォーム習得をサポート
マシンのストラップやバーに手足を置くことで、常に正しいポジションでエクササイズが行えます。例えば背骨の動かし方や骨盤の傾きなども、マシンがガイドしてくれるため自己流でずれる心配が少なくなります。またスプリングが適度な抵抗と補助を提供してくれるので、「どの筋肉を使っているか」を感じやすいのも利点です。初心者にとって難しい繊細な体の使い方も、マシンの助けで体感しながら身につけられるでしょう。
筋力アップと柔軟性向上の効率が高い
マシンピラティスは負荷をかけたエクササイズができるため、インナーマッスル(深層部の筋肉)やコアの強化に特に優れています。自重では鍛えにくい部分もスプリングの抵抗によってしっかり刺激でき、筋力を効率良く向上させることが可能です。さらにマシンのサポートにより関節の可動域いっぱいに動くことができるため、柔軟性向上にも効果的です。柔軟性が高まれば怪我の予防につながり、日常の動作や他スポーツでのパフォーマンス向上にも寄与します。
エクササイズのバリエーションが豊富
マシンを使うことでできるエクササイズは非常に多彩です。その種類は200種類以上とも言われ、リフォーマー、キャデラック、チェアなど各マシンごとに特徴的なエクササイズがあります。例えばリフォーマーは脚や背中の強化に優れ、チェアはバランス能力やコア強化に適しているなど、目的に応じて組み合わせることで全身をくまなく鍛えることができます。豊富なバリエーションのおかげで飽きにくく、常に新鮮な気持ちでトレーニングを続けられるでしょう。
初心者や体力に自信のない人でも取り組みやすい
マシンが身体を支えてくれる分、自分の筋力が足りなくても動きをアシストしてくれます。そのため「体力に自信がないけどピラティスをやってみたい」という方でも比較的取り組みやすいです。実際、筋力がない初心者ほどマシンピラティスをおすすめするインストラクターもいます。正しいフォームをサポートしてくれるので、余計な不安なくエクササイズを体験できるでしょう。
代表的なピラティスマシン「リフォーマー」を使ったエクササイズの様子。マシンのバーやストラップに手足を預けることで、初心者でも安定したフォームで動きやすくなります。スプリングの抵抗により筋力強化効果も高まります。
マシンピラティスのデメリット
器具が必要で場所が限られる
マシンピラティス最大の難点は、専用マシンを用意しなければならない点です。自宅にマシンを置くのは現実的ではないため、基本的にはマシンのあるスタジオに通う必要があります。マットのように好きなときに自宅で…というわけにはいかず、レッスン予約やスタジオへの移動の手間がかかります。このハードルが「続けられるか不安」という初心者の悩みにつながることもあるでしょう。
コストが高い
マシンを使ったレッスンは、グループでも定員が少なく、またマンツーマン指導となるケースも多いため、マットピラティスに比べ費用が高めです。例えばプライベートレッスンだと1回あたり数千~1万円以上することも珍しくありません。ただ最近ではグループで行うマシンピラティス専門スタジオも増えており、そうしたスタジオでは月額制で通い放題のプランなど比較的リーズナブルに体験できる場合もあります。とはいえ総じてマットより費用面のハードルは高いといえます。
初心者にはマシンが威圧的に映ることも
初めて見るピラティスマシンは「まるで拷問器具みたい…」と感じる人もいるほど独特な見た目です。実際には柔軟に動く台やバーが付いているだけなのですが、初心者にとっては乗り降りや操作に少し緊張するかもしれません。レッスンでは使い方から丁寧に教えてもらえますが、「器具の扱いに不安」という精神的なハードルを感じる人もいるでしょう。しかしこれは数回触れればすぐ慣れるものですので、最初だけのデメリットと言えるかもしれません。
自宅練習ができない
前述の通り、自宅にマシンが無い限り自習が難しいのもデメリットです。レッスンとレッスンの間が空くと感覚を忘れてしまう…という場合もあります。復習したいときはマットピラティスで代用するなど工夫が必要です。「教わったことをすぐ家でやってみたい」という人には物足りなさを感じるかもしれません。
マシンピラティスは初心者向き?
一見すると本格的な器具を使うので上級者向けのように感じるかもしれませんが、実は初心者にも優しいのがマシンピラティスです。筋力がなくてもマシンが動きを助けてくれるため、「体が硬い」「腹筋ができない」という人でも正しいフォームでエクササイズを行えます。
むしろ筋力に自信がない人ほどマシンから始めた方が良いケースもあります。また、身体に不調や痛みがある場合も、マシンなら負担を調整しながら安全に進められるので安心です。唯一、費用や通う手間といったハードルはありますが、専門スタジオの体験レッスンなどを利用して気軽に試してみることをおすすめします。
総じて、「明確な目的がある人」「サポートを受けながら確実に成果を出したい人」にはマシンピラティスが向いていると言えるでしょう。
マットピラティスとマシンピラティスの選び方
ピラティス初心者がマットとマシンのどちらを選ぶべきかは、自分の目的や重視するポイントによって変わってきます。以下に目的別の選び方と、初心者が注目すべきポイントを解説します。
気軽に始めて運動習慣をつけたいなら「マットピラティス」からスタート
「まずはピラティスを試してみたい」「運動自体が初めてなので継続できるか不安」という方には、マットピラティスがおすすめです。道具不要で思い立ったらすぐ自宅でもでき、グループレッスンも手頃な価格で参加しやすいため、ハードルが低いです。まずはマットピラティスで体を動かす習慣を作り、自信がついてから必要に応じてマシンにステップアップするという方法もあります。
姿勢改善や体幹強化が目的
どちらのピラティスでも姿勢改善や体幹強化は期待できますが、より手軽に全身をバランス良く鍛えたい場合はマットピラティスが向いています。マットピラティスは全身の協調性を高める動きが多く、普段意識しない筋肉もまんべんなく使えるため、日常姿勢の改善に効果的です。
一方、「猫背を治したい」「反り腰を改善したい」など明確な姿勢の癖がある場合は、マシンで特定の筋肉にアプローチするとより早く効果を実感できるでしょう。
ダイエットやボディメイクがしたい
ピラティス自体は有酸素運動ではありませんが、続けることで筋肉量が増え基礎代謝が上がるためダイエットにも役立ちます。全身をくまなく動かしてシェイプアップしたいならマットピラティス、気になる部位をピンポイントで引き締めたいならマシンピラティスが適しています。例えば「お腹周りを集中的に引き締めたい」「ヒップアップしたい」といった場合、マシンならその部分にフォーカスしたメニューを組みやすいです。
スポーツのパフォーマンス向上やリハビリ目的ならマシンピラティス
特定のスポーツのパフォーマンスアップが目的なら、マシンピラティスがおすすめです。マシンは抵抗や角度を変えることでスポーツ動作に近いトレーニングが可能なため、「ゴルフのスイングを安定させたい」「ランニングでブレない体幹が欲しい」などの目的に沿った強化ができます。またケガからの回復期でリハビリとして取り入れたい場合も、負荷を細かく調整できるマシンの方が安全に必要な筋肉を鍛えられます。一方で「長時間のデスクワークで凝り固まった体をほぐしたい」「日常動作を楽にしたい」という目的であればマットで十分効果が得られるでしょう。
費用や通いやすさを重視
コストや通う頻度も選択の重要なポイントです。予算を抑えて始めたいなら断然マットピラティスです。グループレッスンなら月数千円~1万円程度で通えるスタジオも多く、自治体のスポーツセンターなどで安価に教室が開かれていることもあります。逆に「多少高くてもマンツーマンでしっかり教わりたい」「設備の整ったスタジオでトレーニングしたい」という方はマシンピラティス専門スタジオが良いでしょう。最近は都心を中心にマシン専門スタジオも増えており、通える範囲にあるかどうかも判断材料になります。
ピラティス初心者が気をつけるべきポイント
無理のない範囲から始める
初心者のうちは張り切りすぎず、基本的な動きを丁寧に行うことが大切です。ピラティスは回数より質が重要なので、各エクササイズをゆっくり正確に行いましょう。筋力や柔軟性は回数を重ねるごとに向上しますので、最初から完璧にできなくても大丈夫です。
正しいフォームを重視
ピラティスはフォームが命です。自己流で続けると効果が出にくいばかりか怪我につながる恐れもあります。最初はできるだけインストラクターの指導を受け、正しい体の使い方を学びましょう。グループレッスンでも講師が個々に目を配ってくれるクラスを選ぶと安心です。もし動画やオンラインで始める場合も、鏡を見たり自分の動きを撮影したりしてフォームを確認する工夫をしてみてください。
インストラクターに相談する
スタジオに通う場合、初心者であることや体の不調・不安な点は事前にインストラクターに伝えましょう。良いインストラクターであれば、初心者でも無理なくできるようエクササイズを調整してくれますし、わからないことは丁寧に教えてくれます。特にマシンピラティスでは器具の設定や扱いもあるので、遠慮せず質問することが大切です。
継続しやすい方を選ぶ
マットとマシン、どちらが合うか迷う場合は「自分が続けられそうか」で判断するのも一つです。例えば、スタジオに通う時間を捻出するのが難しければ自宅でできるマットが現実的でしょうし、家だとサボってしまいそうならレッスン予約が必要なマシンの方がサボり防止になるかもしれません。自分の性格や生活パターンに照らして無理なく続けられる方法を選びましょう。
スタジオで両方体験してみるのもおすすめ
実際に体験してみないと分からないことも多いものです。多くのスタジオで体験レッスンを実施していますので、マットとマシンそれぞれ一度ずつ受けてみて、しっくり来る方を選ぶのも良いでしょう。マットで基礎を学びつつ、時々マシンセッションを取り入れるという併用も可能です。最終的には自分が「楽しい」と感じられる方法がベストです。
おすすめの始め方
最後に、初心者がピラティスを始めるにあたって失敗しないためのポイントや、マット・マシンどちらを選んだ場合でも効果を最大化するコツを紹介します。
ステップ1: 基礎を学ぶ
最初の10回ほどは学習期間と捉え、フォーム習得に集中しましょう。可能であれば初心者向けのクラスやプライベートレッスンで基本を教わるのがおすすめです。ピラティスの生みの親であるジョセフ・ピラティスは「10回で気分が変わり、20回で見た目が変わり、30回で完全に体が変わる」と述べています。最初から効果を焦らず、まずは正しく動けているかに意識を向けましょう。
ステップ2: 習慣化する
ピラティスは継続してこそ効果が出ます。理想は週2回程度と言われますが、忙しければ週1回でも構いません。大切なのはコンスタントに続けることです。カレンダーに予定を書き込んだり、レッスン仲間を作ったりしてモチベーションを維持しましょう。「今日は気乗りしないな…」という日でも、5分でもマットに乗る習慣をつけると、次第に体が求めるようになります。
ステップ3: 効果を高める工夫
選んだスタイルに関係なく、以下のコツを意識するとピラティスの効果を最大化できます。
- 呼吸と連動させる: ピラティスでは胸式呼吸(肋骨を広げる呼吸)を使います。呼吸を止めずに動くことで筋肉に酸素が行き渡り、動きの質が上がります。吸うタイミング・吐くタイミングを意識して行いましょう。
- コアの意識をキープ: おへそを背骨に近づけるようにお腹を引き込み、コアを常に意識します。これが体幹のスイッチとなり、効果が格段に上がります。慣れないうちは難しいですが、インストラクターの指示に従い「今どこの筋肉を使っているか」を考えながら動く癖をつけましょう。
- 徐々にステップアップ: 基礎に慣れてきたら、少しずつ新しい種目や強度の高い動きにも挑戦してみましょう。マットなら難易度の高いポーズや長時間のプランクに挑戦してみる、マシンならスプリングの強度を上げてみるなど段階的に負荷を上げることで、更なる筋力アップ・柔軟性向上が望めます。ただし無理は禁物で、フォームが崩れない範囲で行うことが大前提です。
- 日常生活に活かす: ピラティスで学んだ姿勢や動き方を日常生活でも意識すると、相乗効果があります。立っているときに体重を片足にかけすぎない、デスクワーク中に骨盤を立てて座る、物を持ち上げるときに腹圧をかける等、日常の所作にピラティスのエッセンスを取り入れてみましょう。そうすることでレッスン外の時間も体幹が鍛えられ、効果の定着が早まります。
ステップ4: 定期的に見直す
ある程度続けたら、自分の身体の変化を振り返ってみましょう。例えば姿勢写真をビフォーアフターで比較したり、柔軟性のテストをしてみたりすると効果を実感しやすくなります。変化が感じられるとモチベーションもアップしますし、逆にあまり感じられない場合はレッスン頻度を増やす、別のクラスを試すなどの対策を検討できます。定期的な見直しは、効率よく目標に近づくために有効です。
まとめ
マットピラティスとマシンピラティス、それぞれに初心者に嬉しいメリットがあります。マットピラティスは場所を選ばず手軽に始められ、グループで楽しく続けやすい点が魅力です。一方でマシンピラティスは専門的なサポートによって正確かつ安全にエクササイズでき、効率的に成果を出しやすい利点があります。
どちらが優れているということはなく、あなたの目的やライフスタイルに合った方を選ぶことが重要です。
もし迷ったら、まずは気軽にマットピラティスから始めてみて、自分の体の変化を感じてみるのも良いでしょう。
あるいは両方体験してみて「これなら続けられそう」「楽しい!」と感じた方を選ぶのも一つの手です。大切なのは、一度始めたら焦らずコツコツと続けること。ピラティスを続ければ、必ずや姿勢の改善や心身の変化といった嬉しい効果が現れてくるはずです。
初心者の皆さんも、最初の一歩を踏み出す不安はあるかもしれません。しかしピラティススタジオには経験豊富なインストラクターがいて、あなたのペースに合わせて導いてくれます。ぜひ自分に合った方法でピラティスを始めてみてください。マットであれマシンであれ、継続することで理想の自分に近づく一歩となるでしょう。